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浮腫および盗汗
浮腫はその原因に二種ある。普通は腎臓萎縮または膀胱の支障であって、腎臓萎縮は一般的浮腫の原因である。重症は全身的、軽症は局部的で、例えば左右いずれかの半身または下半身というようなこともある。しかしながら局部的といえども顔面または片腕、脚等の場合は萎縮腎でなくその浮腫部にあった固結毒素の浄化溶解のためである。ここに注意すべきことは種々の病気が重症に進む場合、脚の甲に浮腫発生することがある。これは死の信号ともいうべく、まず恢復困難と見るべきである。また脚気の浮腫は膝下に限るとみていいので、医診は足部に浮腫さえあれば無差別的に脚気と断定するが、軽率もはなはだしいのである。 次に医家も世人も全然気づかない浮腫がある。これは女学生に最も多い症状で、すこぶる肥満し、俗に固肥りというわけで一見非常に健康そうに見えるが、健康でない証拠は常に疲労しやすく、動悸、息切、身体重量感等種々の支障が起こりやすいのである。この原因としては、萎縮腎による余剰尿が全身的に少量ずつ溜積しそれが長時日に渉り固結するので、勿論本人は気づかないのである。故に少量の食餌を摂るにかかわらず肥満する人があるが、それは右のごとき人である。 また膀胱と尿道との境に結石、または膿結が閊へそのため尿の流下が妨害され、浮腫の原因となることもあるが、これらも本医術によれば容易に治癒するのである。 盗汗は結核の項目に述べたから、ここでは局部的発汗を説明する。よく頭脳、顔面、腋下等なにかの衝動によって発汗する人があるがこれはその部に尿毒があり、その浄化としての発汗である。そうして健康者は常に全身的に発汗しやすいのが普通で、健康そうに見えても、局部的発汗またはあまり発汗のない人は、いずれかに故障があるとみるべきである。 (「天国の福音」昭和二十二年二月五日)
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